matohu。「マトウ」。
さまざまな意味を感じさせるブランド名。
日本の伝統をまったく新しく生まれ変わらせた独特の世界観で、
その作品は、東京コレクションなど、ファッションシーンのみならず、
この展覧会後も、金沢21世紀美術館や海外での展示など、高い評価を受けています。
そのお話と作品に惹かれた私は、
その後、青山にあるショップやアトリエで、お二人とお会いする中で、
何かコラボレーションができないかというお話になっていったのです。
コレクションや美術館での展示、作品集の出版など、
刻々忙しくなる彼らとの打合せは、かなりタイトなものでした。
それでもその打合せは、一回一回、じっくり時間をかけて行われました。
母親ならではの要望をいくつか入れ、バランスとデザインを何度も調整し。
度重なる試作の末、彼らのオリジナルデザインを元に、
赤ちゃんを抱っこでき、授乳も可能な作品ができました。
コートのようにも、ショールのようにも着ることができ、
男性も女性も、年齢も問わず、そして、たとえば和服にも当然のように。
もともとユニセックスで着ることができるスタイルに
さらに赤ちゃんとの行動も織り込んだのです。
彼らの世界観を感じながら、
さまざまなシーンで、さまざまな人と共有して楽しんでいただければと思います。
双方が企画段階から関わり生まれた『授乳服としても使える「衿ショール」』が、ついに11月1日(木)解禁となります。