【大葉ナナコさんよりメッセージ】
昨今は、0歳児で職場復帰する女性もいますよね。
待機児童など保育園の問題が連日報道をにぎわせています。
私自身も、子連れで仕事の商談をしたことがあります。
静かにしていてくれたのに、大事な話をしている時になって急に泣き出してしまって、
「あぁどうしよう」ということがありました。とっさにブラウスをたくしあげて授乳。
でも、こんな時にも授乳ができて、スーツを着て仕事をしているような女性にも違和感なく着ていただける、 ビジネスシーン向けの授乳服があれば、
もっと多くの女性がさらに笑顔で育児も仕事もできるんではないかと感じたのが、 今回のモーハウスさんとのコラボのきっかけです。
まわりの方に見えないことによって、お母さんはリラックスして授乳できます。
母乳は緊張していると出づらくなってしまいますね。
そもそも社会の中には、子どもからお年寄りまでさまざまな年代が共存しています。
NPO子連れスタイル推進協会でも子育てと社会が共存する環境を提案していますし、
女性の仕事もカジュアルな服装の仕事から、ビジネススタイルでできる仕事までいろいろあってもいいのではないかと思います。
モーハウスのショップスタッフはみんな子連れで働いています。
こんなふうに楽に仕事も育児も両立できるんだなといういい例ですね。
授乳服というお洋服を使って社会を変えているのではないでしょうか。
WHOは2歳かそれ以上でも、母乳を欲しがる子にはあげてよいと言っていて
2歳は難しくても、少なくとも半年までは母乳をあげたい。
子どもにとってももちろんですが、母体にも、乳がん罹患率が下がるなど、
母乳を続けることのメリットが最近わかってきています。
ワーキングマザーでも、ナーシングフリーダム。
子連れスタイルでどこでも授乳を続けられるんですよ。
大葉ナナコ
バースコーディネーター
公益社団法人誕生学協会 代表理事
へルスカウンセリング学会会員
妊娠・出産・育児と仕事のバランスのポジティブ情報を普及するべく、1997年よりバースコーディネーター業を創出。2003年バースセンス研究所、2005年誕生学協会を設立。多世代対応のライフスキル教育プログラムとして開発した「誕生学」®が2010年「現代用語の基礎知識」に掲載。学校や行政機関で取り入れられる。研修開発や講師育成、メディア監修で活躍中。「いいね!JAPAN」アワード審査員。映画「うまれる」制作メンバー。著書20冊。5児の母。
http://www.tanjo.org/
【モーハウス代表 光畑の想い】
働くママが増えているけれど、「仕事を始める=母乳はやめなくてはならない」
と悲しい思いをする女性が多いのは残念なこと。
本当は、おっぱいと仕事は両立できるのに・・・。
バースコーディネーターの大葉ナナコさんも同じ思いを持っていることがわかり、
大葉さんのデザインと、モーハウスの技術を生かした授乳服を作ろう!
と、プロジェクトを組みました。
お互い忙しい合間を縫って、何度も打合せを重ねました。
ジャケットとコーディネートでき、ビジネスシーンに映え、しわになりにくいこと。
保育園に預ける直前まで授乳ができ、オフィスでの搾乳も楽にできること。
ハンドメイドのこの服には、「仕事と育児は敵じゃない、同じ方を向いて行けるよ」という、
子育てしながら働いてきた私たち二人のメッセージを込めています。
母乳も育児も、老若男女、いろんな人がいる社会の中に当たり前にある。
そんな社会への一つのきっかけになったらいいなと思います。