非常時にこそ、母乳育児継続はリスク回避になります。
母乳は続けられるよ、という声をぜひ広げていただければと思います。
そして、節電、限りある物資の有効活用としてもおっぱい生活の楽しさを広げたいと思います。
現在母乳育児を進めているお母さんたちの参考に資料をまとめさせて頂きました。
災害のニュースに心を悩ませているお母さんたちにもぜひご覧頂きたいと思います。
<災害時の母と子の育児支援 共同特別委員会 西日本風水害 被災地応援特別企画>
災害時の母と子の育児支援共同特別委員会が2018年西日本風水害 被災地応援のため、特別企画ページを開設。広範囲に渡る被害地に関する情報を発信しています
<災害時の赤ちゃんの栄養>
∼「疲れた」なんて⾔えなくて頑張っているお⺟さんに∼
乳児用ミルクをあげているお母さんへ
ミルクを確保し、できるかぎり清潔に調乳しよ うと気を張りつめておられることでしょう。
粉ミルクは70度以上で調乳する(一度沸騰させて熱いうちに溶かす)ことができれば、細菌を死滅させることができます。
容器を洗って消毒・殺菌することが難しいときは、使い捨ての紙コップが役に立ちます。
調乳後の粉ミルクも乳児用調製液体ミルクも2時間以内に飲まなかったら破棄します。
コップで飲ませる方法 コップが下唇に軽くふれ、コップの縁が上唇の外側にふれるように コップを唇につけたまま、赤ちゃんが自分で飲むようにする 赤ちゃんの口の中にミルクを注ぎ込まないようにしましょう
母乳をあげているお母さんへ
母乳には免疫が含まれていますので、あげ続けていると赤ちゃんが病気にかかりにくくなります。
欲しがるときに欲しがるだけ吸ってもらいましょう。
スキンシップをたくさん取りましょう。
できるかぎり、リラックスして過ごしましょう。
一時的に母乳が出にくくなったと感じても、大丈夫。 赤ちゃんがひんぱんに飲むことで母乳の量は増えていきます。
足していたミルクが少なくてすむようになったり、足さなくてすむようになることもあります。
赤ちゃんが十分に母乳を飲めていないのではと不安になったら、おしっことウンチの回数を数えます。
“おしっことウンチがいままでと同様に出ている” なら飲めている証拠です。 もし、いつもより少ないと感じたら……、医療者や相談窓口に、遠慮なく相談しましょう。
すべてのお母さんへ
- 赤ちゃんを落ち着かせ、ママも肩の力を抜くために
- たくさん抱っこ
- 肌と肌をふれあわせスキンシップ
- 乳房を何回でも含ませてみる
- 深呼吸
- 子育てママが集まって情報交換
- 肩や背中のマッサージ
- 気持ちを聴いてもらう
★日本ラクテーション・コンサルタント協会 (JALC)
災害時の母と子の育児支援 共同特別委員会からの情報<JALCウェブサイト>
快適母乳研究所の研究員すずきともこ先生のレポートです。
(コピーフリー。ご自由に配布いただけます。)
災害時の母乳育児 他言語紹介<快適母乳生活研究所>
快適母乳研究所の研究員すずきともこ先生のレポートを他言語で紹介しています。(コピーフリー。ご自由に配布いただけます。)
当ブログの災害時の母乳育児の記事まとめ:捜し物に
産婦人科医、戸田千さんのブログで「災害対応の検索窓」としてのページ
熊本地震-母子を守るためにできる10のステップ/
産婦人科医、吉田穂波さんのブログ。被災している妊産婦さんや赤ちゃん連れのご家族へ向けた、災害時の妊産婦、乳幼児に多くみられる症状、災害時の過ごし方、栄養の取り方、病気の予防、自分自身のケアを紹介。
災害時に次世代を守るためのツール
産婦人科医、吉田穂波さんのブログ。赤ちゃんとママを守る防災ノート、妊産婦さん向け防災パンフレット、母子救護所災害時アクションカード、母子避難所チェックリスト(入所者票・名札)、母子避難所チェックリスト(母子) 、母子避難所チェックリスト(妊婦)、妊婦初期対応問診票(母子救護所用)、避難所母子保健アセスメント票がそれぞれPDFでダウンロード可能。
【災害支援ツール】要配慮者(高齢者、妊産婦、乳幼児、障害をお持ちの方々他)が健康を維持しながら避難生活を送れるように
大崎麻子さんのブログ。これまでの災害の経験・教訓を踏まえ、専門家の方々が地域の多様性に配慮した支援ツールを紹介。
停電に備えた食料を守る方法<はぐはぐのブログ>
土浦市高木歯科の栄養士さんの情報が掲載されています。
【PDF】カップを使った授乳方法<神奈川県立こども医療センター母性病棟>
神奈川県立こども医療センター母性病棟の情報です。
災害時の子どもの心のケア 一番身近なおとなにしか出来ないこと<ユニセフ>
※記事に出てくる「災害」や「被災地」などの言葉は「新型コロナウイルス感染症」などの言葉に置き換えてもお読みいただけます。その他、新型コロナウイルス関連の提言<ユニセフ>
避難所等でこどもにやさしい空間を作るためのハンドブックです。
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以下は、東日本大震災の際に集めた、確かな情報が分からなくなり不安になっているお母さんへ医療者のHP、放射能汚染に関するブログなどへのリンク集です。
●妊婦さんへ
【PDF】東北地方太平洋沖地震に被災された方々へ<社団法人日本産婦人科医会>
・被災地にお住いの妊婦さんへの対応
・被災地から、他地域へ避難されたい妊婦さん患者さんへ
・被災地での里帰り分娩を予定されていた方へ
・高度な医学的対応が必要な方
pdfが見られない被災妊婦さんへ連絡先を転載させていただきます。
日本産婦人科医会TEL:03-3269-4786またはEmail:jimu@jaog.or.jpに「被災妊婦」という件名でご連絡を。
●水道水について(妊娠・授乳期・子どもを持つご家族の方へ)
【PDF】水道水について心配しておられる妊娠・授乳中女性へのご案内<日本産婦人科学会>
●子育て中のお母さんへ
【PDF】福島原発事故による放射線被曝について心配しておられる妊娠・授乳中女性へのご案内
(特に母乳とヨウ化カリウムについて)<社団法人日本産科婦人科学会>
ヨウ化カリウム服用を考慮した方がいい妊娠・授乳中女性について具体的な数値と
服用したことにより考えられる副作用について掲載されています。
原発事故に備えたヨウ素の取り方<はぐはぐのブログ>
茨城県保険医協会高橋さんから皆様にお知らせが掲載されています。
その中でも女性用下着、ブラのニーズが高まっています。
そこで、今こそ、モーブラしゃんとがすべての被災地の女性を助けるのではないか?
そんなユーザーさんからの声からこのチャリティーはスタートいたしました。
「モーブラしゃんと」は、ユニバーサルデザインがコンセプト。
「多くの女性を優しく包める」ブラとして幅広い年代から愛用されているブラです。