モーハウスは、これまで地域で活動しているお母さんの取り組みに、イベントの支援、ブース出展による情報提供、自社HPでのイベントの広報、資料提供や講師派遣、後援・協賛などを行ってきました。その活動の輪を広げるために、ドネーション付の商品を企画し、「授乳壱拾弐体絵図てぬぐひ」を販売し、その売り上げの一部を積み立て、応募団体に助成を行いました。
なお、「手ぬぐい基金」は、2017年3月末まで、被災地応援基金として皆様にご支援いただいておりました。
2017年4月1日より、イベント応援基金として積立を新たに再スタートしております。<基金付きの手ぬぐいの詳細はこちら>
第1回モーハウスイベント応援基金
審査結果発表
基金と審査会について
モーハウスは、これまでにも地域で活動しているお母さんの取り組みに、イベントの支援、ブース出展による情報提供、自社HPでのイベントの広報、資料提供や講師派遣、後援・協賛などを行ってきました。しかし、その多くが個別に連絡があってはじめてつながるものでした。
きっとつながりの無い地域でも多くのお母さん方が子育ての入口で戸惑い、その女性達の支援をしている。モーハウスは地域の個別の活動が広がることで、快適お産おっぱいライフはもっと広がるのに違いない。
活動の輪を広げるために、ドネーション付の商品を企画し、「授乳壱拾弐体絵図てぬぐひ」を販売し、その売り上げの一部を積立ました。
半年間で10万円を目標に積立てていましたが、皆様からモーハウスの活動に賛同をいただき、第1期基金は目標額に達成しました。そのため、今年9月に助成団体の公募及び、モーハウスユーザーの委員の公募を実施しました。
助成申請団体は合計4団体あり、第1回モーハウスイベント応援基金審査会にて、審議を行いました。
「いいお産の日in宮古島」に参加して
審査委員:安田泉(助産師/お産おっぱい専門家委員)
11月3日、いいお産の日in宮古島に参加してきました。
場所は、平良港の2階の大広間。
平成18年、19年に続く3回目の開催です。
主催者の坂本さんは、グランジュテに勇気をもらい、今回開催に至ったとのこと。前日夜8時過ぎまでの会場設営の甲斐あって、当日は朝から、たーくさんの人・人・人。
来場者が途切れることなく、閉会となりました。次回の開催が楽しみですね。いいお産の日 IN 宮古島(第1回助成団体)に安田審査員より目録を贈呈
モーハウスイベント応援基金 第1回審査会
■ 開催日時:2010年10月14日(木)13時から15時
■ 開催会場:東京 青山
■ 審査委員:
光畑由佳(モーハウス代表/審査委員長)
今一生(社会起業支援活動家/副委員長)
安田泉(助産師/お産おっぱい専門家委員)
佐藤 倫子(弁護士/モーハウスユーザー審査委員)
■ 基金と審査会について
モーハウスは、これまでにも、主催・共催イベントに取り組むほか、地域で活動しているお母さんや助産師さんなどの取り組みに、イベントの支援、ブース出展による情報提供、自社HPでのイベントの広報、資料提供や講師派遣、後援・協賛などを行ってきました。しかし、その多くが個別に連絡があってはじめてつながるものでした。きっとつながりの無い地域でも多くのお母さん方が子育ての入口で戸惑い、その女性達の支援をしている。モーハウスは地域の個別の活動が広がることで、快適お産おっぱいライフはもっと広がるのに違いない。モーハウスは、活動の輪を広げるために、ドネーション付の商品を企画し、「授乳壱拾弐体絵図てぬぐひ」を企画販売し、その売り上げの一部を積み立てました。
半年間で10万円を目標に積立てていましたが、皆様からモーハウスの活動に賛同をいただき、第1期基金は目標額に達成しました。そのため、今年9月に助成団体の公募及び、モーハウスユーザーの委員の公募を実施しました。
助成申請団体は合計4団体あり、第1回モーハウスイベント応援基金審査会にて、審議を行いました。
■ イベント応援基金の審査会メンバーについて
モーハウス代表光畑由佳を審査委員長とし、社会起業に詳しく著作の多いい作家の今一生氏、男女共同参画にも詳しい助産師の安田泉氏、モーハウスユーザー代表として弁護士の佐藤倫子氏の4名で審査を行いました。
弁護士の佐藤さんは6か月の赤ちゃんを事務所に同行しつつのお仕事の合間を縫っての参加。モーハウスを応援いただいているユーザーの方々皆様をうつす鏡のような審査会でした。
■ 審査のポイント
今回の基金はただ単に活動資金を援助する、という金銭での援助だけではなく、快適お産おっぱいライフを広めるための活動を広めるために実施しています。
そのため、審査には以下の視点を盛り込み審議しました。
・ お産・おっぱいを楽にするというテーマの支援になっていること
・ 産後の母親に偏らず、これから産む学生、子どもがいない人なども巻き込め、共存できるイベントであること(参加者の多様性)
・ 育児の社会性が意識されていること
・ 地域の多様性もアピールできるといい。自分の周りの育児の常識は、他の常識を知ることで覆され、気持ちが楽になれる。
・ モーハウスの理念を理解していること
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●総評●
総評~あなたたちの成功が、他のところでもできるというところを見せてほしい。
今回応募のあった助成団体のうち、2件は地方でのいいお産の日開催に関する申請で年に1回のイベントへのもの女性の申請、1件は都内での定期開催している活動への申請、もう1件はインターネット配信の活動への申請と多種多様な個性のある内容でした。
活動内容や、予算組み立て、他団体からの助成状況等も考慮して議論を行いましたが、大きくは「あなたたちの成功が、他のところでもできるというところを見せてほしい」。という点であり、その目的をより達成するであろう団体へ多く基金を配分することとなりました。
10万円の予算のうち、それぞれの評価に対して基金を配分しました。
また、今回の助成はお金だけでなく、社会活動に携わっている専門家、助産師、モーハウス関係者等の立場から、イベントをもっと良くするためのアイデアや助言、そして、モーハウスが発信するメディアへの紹介も活動を広げるための一助となるよう提供することが重要である、という議論がありました。
そのため、個別の評価について、それぞれお渡しし、今後、活動の告知や報告等お手伝いすることとなりました。
快適お産おっぱいライフ活動団体に対する助成 第1回助成団体は以下の団体に決定いたしました。
1.宮古島 マタニティライフを楽しむ会
2.鹿児島 特定非営利活動法人 Reバース
3.杉並区 お産とおっぱい・おしゃべり会
4.東京都 うちエコ!ごはん
1.宮古島 マタニティライフを楽しむ会
【宮古という地域でやることが、他の地域に勇気を与える。】
高校生のボランティア等異世代交流を図っている部分、そもそも地域にお産する場所がない、という状況の中で、そのもっとも厳しい環境である離島
でのいいお産の日の開催は、他の地域へ勇気を与える活動であると思います。高校生のボランティア等異世代交流を図っている部分、今年で3回目の開催、という継続性の部分も評価します。
地域性も掘り下げてほしい。多様性という意味でも。という期待を込めて、審査委員全員一致で助成金額の半分応援することとなりました。
【助成申請額100,000円に対し、助成金額50,000円決定】
2.鹿児島 特定非営利活動法人 Reバース
【お産をする人と支える人の接点として地域に根ざした活動に育ってほしい。】
助産師さんを巻き込んでの活動はお産をする人とお産を支える人を結びつけています。また、妊娠中、出産後の着物の着付けは、ファッションという環境を整えることでお産おっぱいを支援しているモーハウスの活動と共鳴し、お産育児の継承をする活動として評価しました。
広報物のスリム化や地域に根ざした活動をされている方を講師にするなど、予算をスリム化することもできるのではという提案も委員よりありましたが、。今回はボランティアの交通費への補助として応援することとなりました。
【助成申請額100,000円に対し、助成金額25,000円決定】
3.杉並区 お産とおっぱい・おしゃべり会
【地の利をもっと活かした、持続可能な活動を。】
助成申請についてとても細かく書類づくりをしていただき、市民活動として力のある団体と評価しました。活動に関しても小規模で回数を多くして開催していますが、杉並区という市民活動が活発な地域性を活かし、地域のエンパワメントになるような活動方法を今後模索して頂きたいという期待を込めての応援となりました。
【助成申請額100,000円に対し、助成金額15,000円決定】
4.東京都 うちエコ!ごはん
【活動に参加しているママ達を応援したい。】
多様な取り組みでお産おっぱいのを支援も、一元化するのでなく、多様化を求めていきたいと、審査会では考えました。したい、4つの応募の申請の中で異彩である部分を評価。この活動の助成がなくても十分活動できる体力のある活動であると思います。スタッフお母さんの交通費の補助として応援することとなりました。
【助成申請額100,000円に対し、助成金額10,000円決定】
■基金審査会の開催について 今一生
■基金審査会の開催について
女性審査員の多い中、男一匹で審査に参加させていただいたのですが、選考基準が見事にみなさん一致し、なごやかな雰囲気でスムーズに審査が終わりました。
欲を言えば、夫(パパ)やプレパパ(これから父親になる若い男性)にも関心を持ってもらえるような内容のイベントが増えてほしいと思いました。それが母親の抱えがちな子育ての苦労を少しでも軽減すると同時に、「イクメン」を増やすチャンスになるからです。
モーハウスイベント応援基金は、総額10万円というとても小さな基金です。でも、これが「小さな会社でもできる市民向け基金のモデル」として全国の多くの中小企業に普及することを願っています。
■団体ごとの印象
1.宮古島 マタニティライフを楽しむ会
出産や授乳、育児などの文化・風習にも、その土地ならではの特徴があるように思います。宮古なら語り継がれている「おばあの知恵」のような資産も、もっと発掘・継承されていいような気がしまた。
土地に根ざした素晴らしい知恵は、他の土地に住む人へ新しい気づきを産みます。そのように、住民自身が「わが町」の資産に気づき、継承し、よその町まで刺激していくこともイベントを行う成果であり、同時に母親どうしが子育てを通じて外へつながっていくチャンスメイクになると思います。
2.鹿児島 特定非営利活動法人 Reバース
NPOの活動では、「いかに活動経費を浮かすか」が大事になってきます。
そのためには、自分たちの活動が社会的なものであり、それがどんな人にもメリットを与えうる(=誰でも利害関係者になる可能性がある)という公共性に気づき、その気づきに基づいた活動モデルが必要になります。
みんなのためになるのですから、ホームページもこれからママになる(ITスキルのある世代の)女子高生に頼んだり、地域にいる人材を日頃から大学生と教授のチームに洗い出してもらうなどして、なるだけNPO内のコア・スタッフのタスクを軽減する工夫をしてほしいです。母親という同じ属性だけで固まらず、むしろその外側にいる老若男女の市民に声をかけ、より多くの人を巻き込んだ活動に育っていってほしいです。
3.杉並区 お産とおっぱい・おしゃべり会
杉並区は、「公民館海援隊」に参加し、自発的に市民との協働イベントを仕掛けている土地柄であり、また交通の便も良いところに公共施設があるため、活動しやすい場所ですね。
こうした活動を継続させるためにも、プレママ(これから母親になる女性)などの若い世代が参加したくなる仕組みがあるとベターだと思います。
4.東京都 うちエコ!ごはん
活動が活発な団体なので、そろそろ助成金による運営ではなく、ソーシャルビジネスとして自主的な収益源の開発へ本格的に乗り出してもいい頃合いではないでしょうか?
とくに、出産直後で外出を自粛しがちなお母さんたちが、在宅で請け負えるような仕事を作って発注してみたり、インターネットを使ってイベントを広報してもらうなど、赤ちゃんと一緒にいてもできるタスクはどんどん振り分けていけば、どうしても出産前の職場に復帰できない方への自立支援にもなります。
ピンチはチャンス!
安田 泉
バラエティに富んだ4件。どの団体も応援したい、それぞれ興味深い内容でしたね。
全体を通して感じたことは、地域性と支援ということでした。
今氏のご経験でも、いろいろな活動に関し、地域差があるとのこと。
それぞれの地域に合った支援の方法を考えていくことが必要なんですね。
申請団体応募期間 9/1ー10/1
応募4団体 (問合せのみは1団体)
審査委員公募期間 8/23-9/19
審査委員応募数 11名
審査日 10/14