【Special Vision#1】
3.11から10年ー今も、親子の心を見つめて
東日本大震災から10年
今年、日本は大地震、津波そして原発事故という、
あの複合的大災害から10年目の節目を迎えます。
あの時、被災地には、自分が被災しながらも、
必死に母子や家族を守ろうとしたたくさんの医療専門家の姿がありました。
コロナ禍の先が未だ見えない2021年春、
妊娠・出産・育児のユニークな専門家にお話をうかがう「Special vision」のキックオフとして、
私たちはそのさなかに出会ったふたりの医師をお招きしたいと思いました。
当時を振り返って思われることは?
10年の歳月を経て、今、取り組まれていることとは?
リアル配信・見逃し配信の二通りでご覧いただけますので、ぜひご参加ください。
視聴お申込みはこちらから:https://peatix.com/event/1842636/view
スケジュール
10:00~10:50 秋元義弘先生(産科医・岩手県立中部病院)
「北東北で女性と若者を支援してきて?3.11を含めて」
11:00~11:50 本田義信先生(新生児科医・いわき市立総合磐城共立病院 )
「私が実践してきたNICU(新生児集中治療室)の母子同室(仮題)」
いずれも河合蘭によるインタビュー、会場からの質疑応答を含みます。
12:00閉会
*当日は、ZOOMを使っての配信となり、9:45より開場します。見逃し配信は、3月中に公開予定。
視聴お申込みはこちらから:https://peatix.com/event/1842636/view
Special Visionとは
Special Visionは、34年間妊娠・出産にこだわってきた出産ジャーナリストの河合蘭が、
同じく、産み育てやすい社会を目指し活動してきた光畑由佳とのパートナーシップのもと、
取材で出会ってきた専門家をゲストにお迎えしていく
ウェブセミナー形式のオンラインコンテンツです。
少子化が加速する日本ですが、
日本の周産期医療や生殖医療、母子保健の世界には、
ぜひお会いいただきたいユニークな提言を持つ専門家がたくさんいらっしゃいます。
そして、その方の「声」で、その方のまなざしと共に聴いてほしい言葉もあります。
ご登場いただくのは、旬のニュースを語って頂ける現在取材中の方から、長いおつきあいの方まで。
その方の感性と学び、そして経験からしか生まれないかけがえのないビジョンを、
リアルタイムならではの鮮度でシェアし、交流するプロジェクトです。
第1回ゲスト
秋元義弘氏
岩手県立中部病院 第一産婦人科長 1964年岩手県二戸市出身。1990年自治医科大学医学部卒業。岩手県立の中央病院、高田病院、大船渡病院、二戸病院、久慈病院で産婦人科科長等を勤め、2020年より現職。 東日本大震災で大きな被害が出た岩手の沿岸部で妊産婦を守っていた産婦人科医の1人として、被災当時は、助産師、看護師、保健師と「カシオペア女性と若者を支援する会」を立ち上げ、女性に必要な物資をSNSを駆使しながら届けた功績で第16回松本賞を受賞。産後のメンタルヘルス、思春期、周産期データベースシステム「いーはとーぶ」の構築などにも尽力しながら医師不足の進んだ地で産科医療を守る。 日本思春期学会理事・日本性感染症学会 幹事・岩手県医師会 思春期保健対策委員会委員・岩手県産婦人科医会理事・いわて思春期研究会 副会長・日本性感染症学会東北支部 副支部長 趣味は軟式テニス、スキー、読書。家族は妻、大学生の娘二人、7歳の犬一匹。 信条「この秋は風か嵐か知らねども 今日の勤めに田の草を取る」(二宮尊徳)
本田義信氏
福島県立医科大学小児科臨床教授/いわき市医療センター未熟児・新生児科主任部長。1962年秋田県生まれ。1991年福島県立医科大学小児科学講座大学院卒業。会津市・竹田総合病院等を経て1998年よりいわき市立総合病院磐城共立病院勤務。2002年割未熟児新生児科部長。19年間にわたって福島県沿岸地域の重症新生児とその両親を支えてきた。 東日本大震災の際は、事故の先行きも見えないなか、福島第一原発に最も近いNICUを守り続ける医師として注目される。両親への説明はすべて自分自身で行い、大切な場面では1~2時間かけて話すことも。親への育児支援は新生児科医の仕事ととらえ、最近は産科病棟に入院する「うつ」、虐待など育児困難を抱える母親の声も聴く。 三人の子の父親。趣味はラーメンの食べ歩きと入浴中の読書。年間100冊は読破していたが、最近は徐々に熟読派へ。
プロデュース
河合 蘭 (出産ジャーナリスト)
1959年東京世田谷区の生まれ。1986年より出産、不妊治療、新生児医療を追い続けてきた出産専門のフリージャーナリスト。3人の子どもを育てつつ、女性の立場から、現代人が親になるときのさまざまな問題について書いてきた。東洋経済オンライン、現代ビジネス-FRaU(講談社)、朝日アピタル(朝日新聞社)等に寄稿。『出生前診断-出産ジャーナリストが見つめた現状と未来』(朝日新書)で、2016年科学ジャーナリスト賞を受賞。著書はほかに『卵子老化の真実』(文春新書)、『未妊-「産む」と決められない』(NHK出版)、『安全なお産、安心なお産-「つながり」で築く、壊れない医療』(岩波書店)等。国立大学法人東京医科歯科大学非常勤講師、日本赤十字社助産師学校非常勤講師、NPO法人日本助産評価機構評価委員、日本赤十字社医療センターBFH(赤ちゃんにやさしい病院)推進委員会外部委員、厚生労働省 NIPT等の出生前検査に関する専門委員会構成員
Webサイト http://www.kawairan.com/
光畑 由佳 (モーハウス/NPO法人子連れスタイル推進協会代表)
倉敷市出身。美術企画、建築関係の編集者を経て、1997年の2人目の出産後、電車の中での授乳体験を機に、「産後の新しいライフスタイル」を提案するため授乳服の製作を開始、産後女性のエンパワメントを目指し、「モーハウス」の活動を始める。
自社で実践する「子連れ出勤」は古くて新しいワークスタイルとして国内外から注目され、内閣府女性のチャレンジ賞、お茶の水女子大学賞など受賞歴多数。著書に『働くママが日本を救う!子連れ出勤という就業スタイル』。女性、企業、学生などに向けての講演も行っており、「子連れ出勤」は東京・青山(現在日本橋に移転)やつくば市の直営ショップでも実践中。看護実習や海外からの研修生も受け入れており、2014年、2016年の「APEC女性と経済フォーラム」では日本代表としてスピーカーを務めた。筑波大学大学院非常勤講師。政府関係や行政の有識者会議委員歴任。子育てと社会を結びつけ、多様な生き方や育て方、働き方を提案する「子連れスタイル推進協会」の代表も務め、現在は東京大学大学院等複数の大学で子連れ出勤の社会的意義に関する研究を行っている。
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