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棒田明子さん ×祖父母に孫を預ける賢い100の方法

子どもは人との違いを感じて育つ

 

光畑:棒田さんの著書「祖父母に孫を預ける賢い100の方法」は今までになかったタイプの本ですね。ママに向けた「孫あずけ」指南という……なぜ、この本を書こうと思われたんですか?

 

棒田明子さん

棒田:伝えたかったのは、「孫と祖父母の橋渡しをすると、祖父母、親、子ども、みんながハッピーになれる」こと。私自身の体験から、赤ちゃんや子どもは「自分だけの手で育てるよりも、祖父母はじめ、ご近所の方などいろいろな人に助けてもらいながら育てた方がうまくいく」と感じています。

 

光畑:同感です! モーハウスの『子連れ出勤』スタッフは、親以外のスタッフとの関わりから、我が子が保育園にはない貴重な経験ができているって、言ってくれています。

 

棒田: 「自分の子どもなんだから自分でなんとかしなくちゃ」とか、「預けるのは祖父母に気が引ける…」。「祖父母に預けるとあとのフォローが心配…」。 など、迷いはあると思いますが、孫が祖父母と過ごす時間はお金では買えない財産になると思います。

 

光畑:ご自身の経験からの実感?

 

棒田:はい。私は、両親がテニスをしていたので、幼いころはよくテニスクラブのロビーで遊びました。

自分もテニスをしていたので、25歳くらいまでは、毎週末赤ちゃんから80歳のお年寄りまで、楽しくいろいろなお話をしましたね。

私がいろいろな方とお話しするのが苦にならないのは、テニスクラブでの経験が役立っているのだと思います。

昔は近所づきあいも今よりも密だったので、いろんな人にもまれることができたけれど、今は違う。社会にでて、突然、世代や立場の違う人と話しなさいと言われても難しい……。

だから、小さな時から祖父母と過ごす時間を少し意識して作って、世代間の橋渡しをしてあげるのも「親の仕事」だと思うんです。

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子どもをとりまく環境がもっとよくなるように

光畑:以前新聞の取材を受けた時、今の若い世代には『授乳を見るのが気持ち悪い』と感じている人もいるって聞きました。これって象徴的ですよね。

 

世代や立場によって、生活圏が切り分けられているから、授乳は見慣れていない。だから、おっぱいは家の中でやって、っていう。

 

世代間のつながりがなくなってしまったから、お年寄りを避けるようになるなんていう子も出てきてしまう。

棒田さんの言うとおり、今は核家族化が進んだ上に、近所との行き来も減ってしまいましたから、モーハウスのような職場への子連れ出勤の環境でもない限り、違う世代や立場の人と触れ合う機会が少ないですよね。感覚的に受け入れにくいのかも。

これが今の文化というけれど、そのおかげで社会がハッピーかというと、そうではないみたい。

子どもをとりまく環境がもっとよくなるように大人が動いてあげたいですね。

 

棒田:近話し方が、「批判的」な人が増えているなぁって思います。批判せずに話すことをもっと、大人が意識しないといけないですよね。

「相手の気持ち」を考えて話すって、一番大切なこと。

相手を批判しなくても、人は理解しあえるというのを、私は家庭で学びました。

 

最近は、義理の親の陰口や、保育園や幼稚園、学校の先生の陰口など、子どもの前で平気で他者を批判する親が多いようですが、昔の親はその辺りのけじめがきちんとしていましたよね。

外と内とのけじめももっと持っていたと思う。一昔前の母親が持っていた、凛とした姿勢、学びたいですね。

 

光畑:なるほど。

先ほど、会場に来ている方から出た話ですが、ママ仲間同士でも家庭の子育てをめぐる選択で、対立してしまうことがあるそう。

例えば、保育園か幼稚園か、とか。棒田さんのいうような、「理解しあう心」を学べる環境であれば、施設の種類はきっと関係ないですよね。

どんな境遇のママも、どちらも子を思いがんばっていることに変わりはないんですもの。互いを分かり合えればいいですね。応援したいなぁ。

 

そんなママたちが、ちょっとひとやすみできる機会でもあるのが祖父母に我が子を預ける時間ですよね。

その際、ママとおじいちゃんおばあちゃん双方で大切にすべきことはありますか?

 

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棒田:今のママって受け入れられた経験が乏しく、実母との溝が以外と深い世代なんです。

受験に追われ、もう少しがんばれ! と言われ続け、ありのままを受け入れてもらえないまま大人になってしまった……。

だから、子どもが生まれてまで口をだされたくないと、実母に対して批判的になるようです。

 

ですから、祖父母の皆さんには、赤ちゃんが生まれたら、まず、よくがんばったねってわが子を受け入れてあげて欲しいんです。

 

光畑:うんうん。祖父母世代なりの愛情だったとは思うけど、がんばれ!と言われ続けるのって結構キツかったと。

 

棒田:そうなんですよ。

そしてママの方も意地を張らずに、自分のやり方と違っても「お母さんのやり方は古いのよ!」と言うのではなく、「お母さんの世代はそうだったけど、今はこういうやり方がいいんだって」と相手の立場を理解してあげれば、みんながハッピーになると思いませんか。

それから、赤ちゃんが少し大きくなったら、赤ちゃんを祖父母に預けてママは中抜けして、孫と祖父母だけの時間を作ることもおすすめです。世代が近いとどうしてもぶつかりやすいし、祖父母も、ママがいない方が孫と話しやすいこともあるようです。

 

 

 

トリプルハッピーの密月はそう長くない

光畑:あずけるのに最適な時期はありますか?

 

棒田:子どもがおじいちゃんおばあちゃんになつく年齢と祖父母の体力を考えると、孫と祖父母の蜜月はそう長くないんですよね。

せいぜい小学生くらいまで。思いついたらすぐに祖父母と孫との時間を作ってみましょう。お金では買えないこの関係。頼られたおじいちゃんが父親時代には見せなかった活躍を見せ、実の娘や息子との関係が良くなる、なんて人も多いみたいですよ。お互いが理解しあい、ハッピーになれるチャンスです。

 

光畑:でも、『育児に対する考えが違っている』とか『どうしても猫かわいがりになってしまって、預けたときに困ることもあるのよね……』という声をママたちからよく聞きますが

 

棒田:そんなママのために、次なる秘策を考えています。その名も「家訓プロジェクト」。

家族のルールを作ることで、子どもの自律を助ける作戦です。

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光畑:おもしろそう! 次回にぜひ、うかがいたいです。楽しみにしていますね!

 

2009年3月26日、子育て孫育てがテーマのサイト「ユウchan」編集長で『祖父母に孫を預ける賢い100の方法』を出版した棒田明子さんをお招きし、モーハウス青山ショップで社長の光畑が対談を行いました。

『祖父母に孫を預ける賢い100の方法』著者 棒田明子さんとモーハウス光畑の対談!

 

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