モーハウススタッフが、母乳育児中の活躍する女性からお話をうかがう「働く母乳対談」。
今回のゲストはモーハウスの授乳服を長く愛用いただきながら2人の育児とキャリアを築かれた三浦史野さん。
ご自身の母乳育児経験や育児に向き合う姿勢について、三浦さんならではのあたたかい視点で語ってくださいました。

【三浦史野さんのプロフィール】
二児の母 大手損害保険会社勤務 グループ会社常務取締役執行役員
写真は社内アートプロジェクトのファシリテートをしている場面。
社員の働く場であるオフィスをより良い形で提供する事で、社員の働き甲斐、活力向上や企業の地域貢献を担う。

モーハウス: 
モーハウスの授乳服との出会いと、どのぐらいの期間、ご愛用いただいていましたか?  

三浦: 
はじめから助産院で産むことに決めていました。基本的に助産院では母乳がすすめられていたので、母乳育児はスムーズにスタートしました。 
当時、育休などの制度もありましたが、仕事も忙しくワーカホリックだったので、産休だけで復職したんですよ。産む前日まで家で仕事をしていて、産後8週間で会社に戻った感じですね。

今ならみなさん育休をとって、母乳を終えてから復帰すると思うんですけど、母乳育児の真っ盛りで戻ったわけです。
だから、子どもとのお出かけはいつもモーハウスの授乳服を着ていました。

ミルクを飲まないわけではなかったのですが、
母乳の方が圧倒的に楽なので、基本的には母乳で過ごしていましたね。持っていくものも、準備することもなく、授乳室をさがすこともなく、すぐ授乳できるのがとにかく楽でした。もう完全に外に一緒に出るときは、モーハウスの授乳服を着るという一択な感じでしたね。1人目は2歳くらいまで、結構長く授乳をしていました。2人目も、1歳くらいまで授乳していたので、再び授乳服を使用していました。   

モーハウス: 
仕事をしながらの育児でポイントだったことはありますか?  

三浦: 
8週で復職後、会社に作ってもらった搾乳室で絞った母乳を、翌日保育ママに渡して足りなかったらミルクもあげてもらっていましたが、夜は完全に母乳だったんですよ。それが何よりも楽!
疲れ切って帰ってきているので、21時くらいに授乳しながら一緒に寝ちゃうんですね。仕事をしているから、3時に起きるんですけど、21時から寝ているし、熟睡している。一緒に寝ているから起きるってこともないわけですよ。子どもが夜中に勝手に吸ってることもあるんですけどね。

母乳育児ではなかったら、その時期の復帰で仕事と子育ての両立はできなかったと思います。今は夫が夜中に起きてミルクをあげているケースが多いと思うけれど、それより、母乳をあげながら一緒に寝た方が健康的だと思う。  

モーハウス: 
キャリアを築く女性として授乳期を振り返ると、何が大事でしたか?   

三浦: 
結局、日中触れ合ってないじゃないですか。だから、夜が濃厚なわけですよ。その時間、離れるよりぴったりとくっついていたい。 
日中は、保育士さんなどのプロにお任せして、躾もしてもらって、子どもも快適に過ごしているからこそ、夜は親の役割として甘やかすだけ甘やかしたり、一緒にいるということができた。ありがたかったし、そうじゃなかったら2人目まで産もうと思わなかった。
切り分けているからこそ、授乳の時間に全ベットできましたね。母乳というと母性が強くて、自然が最高と思っている人が多いと思われがちですが、「楽ができること」が一番の動機だと思います。楽をしながら親としての任務が果たせたことが何よりかな。(笑)妊娠中の後輩には「母乳育児の楽さ」を伝えながら、「保育園に子どもを預けるときは、プロに任せるという気持ちでいいんだからね。親と離れてかわいそうって思う必要はまったくないよ」とよく話をしていました。   

モーハウス: 
授乳に対する向き合い方、考え方が、仕事との両立やその後のキャリア形成にどう役立ちましたか?  

三浦:
それまでワーカーホリックだった私は、子どもができて世界観がとても変わりました。”できないことはできない”という割り切りがついたことですかね。
特に産休明けって、本当に、ブレーキを踏みながらアクセルをふかしているみたいな感じで、それまで自分ができていたことができないわけですよ。頭の回転も、時間的にも…。
それまでの自分じゃない感じに「これは厳しいな・・・」と不安に思ったこともありました。先輩ママには「いままで働いてきた分、恩をいただいていると思いなさい」と言われました。「(子育て期の)今は仕方ない、これでいいんだ」と割り切れました。
それ以来18時に帰宅したり、仕事も自由に取り組めるようになりました。 
ある意味、「そういう自分をあきらめて受け入れる」という風になれた。ポジティブなあきらめのスタンスです(笑) 

モーハウス: 
最後にモーハウス授乳服を使用した感想やこれから育児をする方へのメッセージをお願いします。   

三浦:
授乳を自由にしたいと思って外に出るにあたっては、必須アイテムなんですよ。モーハウスの服はスタイリッシュというか、使いやすい。デザインのように見えて授乳服でしたみたいな。
そういう点が、授乳服授乳服していないからよかったかな。授乳が終わった後も着ていましたからね。服として完成されているのが、いいところ。
授乳ってやっぱり幸せな時間なんです。決して苦行じゃない。授乳している時はすごく幸せな時間。それを、いかに長く、幸せな感じでできるようにすることができるのが、モーハウスの服だったりすると思う。すごく楽しいことだしいい時間だからね。母としての特権ですよ。 

>モーハウス授乳服を使用した母乳育児についてのお話だけでなく、育児に向き合う姿勢についてもお話くださって、育児と仕事の両立に前向きになれるような対談でした。ありがとうございました。