1才9ヵ月の子のママ
カルテ3 「復職に備えて断乳？それとも変則授乳？自分の気持ちが決まりません。」

2ヶ月後に復職。
周囲は「復職するし、1才9ヵ月だし、そろそろ断乳したら？」と言うが自分の気持ちはまだ決まらず。

変則授乳の話も知ってはいるが・・・。
添い乳を続けて大丈夫かどうか・・・。

A:　「卒乳しても、変則授乳で続けても大丈夫。ご自分の気持ちを大事にしてよいと思います」

周囲に色々言われて迷っていらっしゃるのですね。
お気持ちよく分かります。

変則授乳は、ご存知のように「ママがいないときは飲めないけれど、一緒にいるときは飲める授乳方法」です。
例えば、朝保育園などにお見送りに行ってからお迎えに行くまでの間は一緒にいないので飲めません。
けれども、お迎え後から翌朝までは欲しがる時にはいつでも飲ませて、飲みっぱなしと言ってもいいくらい飲み、夜間も飲みます。
これで一日の総量を飲んでしまう授乳方法です。

そんなに長時間あいだが空いてしまって大丈夫なの？とびっくりする人は多いですが、たくさんのママがこの方法で復職後も授乳を続けています。
それに夜、ママの身体を横にした状態でも授乳できるということで添い乳をしている方も多いです。

「変則授乳」の詳しい方法は母乳110番のページを読んでくださいね。

もちろん、もうここまであげたのだからという風に思えるくらいこれまでの授乳に満足したり、または授乳を続けるのがつらい、やめたいと思ったときはいつでも母乳から卒業することを考えてもよいと思います。

先ほどお話ししたように、職場から帰ってきて保育園にお迎えに行き、子どもと一緒にいる時はずっとおっぱいを飲ませっぱなしの変則授乳を実践しているママはたくさんいますので、周囲の人が何と言おうと、別に無理がないのであれば、続けて構わないと思いますよ。

～才だからというのはよく聞きますし、私自身もそのように言われた経験がありますので、周りの意見が気になってしまうお気持ち、よくわかります。
ですが、ご自分の気持ちを大事にしてよいと思います。

相談員　　芳賀紗耶香